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構造安全性を確保し、その上での豊かなデザインを心がけている建築設計事務所です。

Kenichi Kurihara architect office

シェルターハウスSHELTER-HOUSE

住宅は、そこで暮らす家族と財産を地震、火災、犯罪などあらゆる外的脅威から守り、安全を確保することが求められます。
これを突き詰めるとシェルターになります。
しかし、外的脅威からは守りたいが、その一方であまりに閉鎖的であることを好まず、開放性があり近隣との良好なコミュニケーションも保つことを重要との考えもあります。
この二つのなかなか両立することは難しく最終的には建て主の判断によります。
今回は、このシェルター的要素を優先した住宅の設計例を紹介します。
シェルター的性格を重視するなら、構造は耐震耐火性を確保しやすい鉄骨造やコンクリート構造を選択し、外観などもこったデザインよりシンプルな形状にします。外まわりは防犯上から窓を少ない閉鎖的なものにし、中庭を設けそこには開放的な窓を配置しそこから採光や通風を確保します。 
 

■外観
屋根の形状は各種のデザインが可能ですが、この案は中庭への採光を重視した片流れとしています。

外回りの開口部(窓)は、プライバシー重視で最小限としています。
■外観(別案)
浴室、WCなどの水回り部分は高い天井高さを必要としないので、この部分を下げてみた案です。
道路斜線制限が厳しい地域でも有効です。
居間の天井に近い部分に窓を設け採光を補います。

■中庭

中庭から居間の方向を見ています。

中庭に面した開口部は広くとります。

■連絡廊下
廊下の両サイドも大きな開口部を設けています。


■居間、食堂
居間から食堂とセミオープンの台所方向を見ています。

■居間、食堂
居間から中庭を望みます。
■居間、食堂
居間から連絡廊下を望みます。
その先には寝室、個室があります。
以上、シェルターハウスの設計例を紹介させていただきました。
この案は一つの基本案ですので、建て主のご要望で様々なプラン、デザインが可能です。
事務所としての設計力をご理解いただければ幸いです。


バナースペース





栗原健一建築事務所

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